何者かにならなければという想い、捨てませんか?

東京はいつも「何者かにならなければ」という人のエネルギーに溢れていると感じます。

先日、友人が「ずっと何者かにならなければと思って頑張ってきたけれど、頑張ることに疲れた」と話してくれました。


何者かにならなければという想い。


今の自分がもっと素敵になるために、もっと人生を楽しむために頑張ったり努力することは、とても良いと思いますし、今まで見たことのない世界を見たいという好奇心もまた人生を楽しむ原動力になり得ると思います。


でも、それがコンプレックスの穴埋めや、自分ではない「何者か」になることで幸せになれると信じているのならば、とても苦しいのではないか?と思います。


人は誰でも、そのままで完璧な美しさや魅力を纏って生まれてきていて、その美しさや魅力に気づいて表現していけば、存在するだけで周りの人を幸せにしてあげることができるし、自然に「何者か」になっていけると思うんですよね。


その美しさや魅力は、誰かと比べたり、自分の欠点にばかり目を向けてしまうと輝きを失ってしまう繊細なものなのだと思います。


何者かにならなければという想いにからめとられて苦しい気持ちになっている時には、頑張ることを一旦お休みして、自分の持っている魅力や美しさに目を向けてみてくださいね。

そして、既に自分は完璧で美しい存在だということを思い出してください。


心から自分が自分のままで素晴らしいと思える時、ずっと望んでいた「何者か」は、ありのままの自分の姿だったことに気づくことができるかと思いますよ。