「善意」という名の呪詛

人は「善意」で色々なものを押し付けてきます。

わたしも体に障害があるせいか、昔から色々な方から「善意」を押し付けられてきました。


正直、いらない・・・・


と思うことも多かったのですが「善意」だけに、断りにくいんですよね。


ある時、善意からのヒーリングを受けたところ、体が硬くなり、ずーんと重くなり、身体の力が抜けて、なんだか嫌な気分に支配されました。(好転反応の類ではありません)


その時に「善意というものは、呪詛のようなもの。1つ間違えれば他人を縛ることになる」と思い、以降、お気持ちだけを受け取って、実際の施術は対価を払ってでも受けたい!と思った方にのみ依頼しています。


もちろん、わたし自身も対価を頂く仕事以外で技術を提供することはしません。


自分では良かれと思ったものが、無自覚のうちに相手を縛り、苦しめている可能性も否定できないからです。


「善意」って断りにくいからこそ、断ることに罪悪感を感じたりしますよね?


そんな風に思ってしまう自分に罪悪感を感じたり、相手に対して申し訳ないと感じたり。

でも、本当に大切なのは「自分がどう感じているか」なんですよね。


こうした小さな妥協や我慢が自分の力を奪ってしまうこともありますし、何よりも「自分の感覚を信頼していない」というセルフイメージを生み、本当に自分を信じ切ることのできない人生になってしまうからです。


このコラムを読んで頂いている方は、空気を読んで「まあ・・・いいか」と受け入れてしまう方も多いと思います。


ですが、本当に信頼している方でないのなら、自分の感覚・自分の気持ち・自分の心地よさを大事にしてくださいね。


相手の「善意」に付き合う必要はありませんからね。