【実例】それ、メンタルブロックではありません!

メンタルブロック(=心理的抵抗)を外すメソッドをしている方の中には、漠然とした不安が大きくなっていく方が多いです。


よくよくお話を伺っていると、自分の本質や、自分の快不快さえも「メンタルブロック」として外そうとしてしまっています。


自分の本質や快不快を感じる感性が薄くなると、心をどこに定めれば良いのかわからず、軸がぶれてしまうので漠然とした不安を感じやすくなります。


先日のセッションでも、


「それはメンタルブロックじゃなくて自分の本質。

本質にそぐわないことをしたくないだけだから、取らなくて良いです」


とお伝えしたところ、一気に霧が晴れるような感覚があったそうです。

漠然とした不安がなくなり、自分の進むべき方向へシフトできるようになりました。


確かに、快不快や好き嫌い、こだわりが少ない方が楽に生きることができます。

心に引っかかりがないのですから、当然です。


ですが、ちょっと不快感を感じただけで「メンタルブロック」と称して外すことをしてしまうと、人間としての自我が薄れてしまうので、不安定になってしまいます。

この辺はスピリチュアルなことがお好きな方にも多いように思います。

魂としての自分、高次の自分を生きようとすればするほど、人間としての自我が希薄になってしまい、浮世をサバイブする力が薄れてしまうんですね。


魂や高次の自分に固執するから生きづらくなり、生きづらくなるから、更に固執するのですが・・・単に「メンタルブロックを外さなければいけない」「魂や高次の自分を生きることが正しい」という思い込みを外した方が良いと思います。


そもそも「メンタルブロックが存在して、それを外せば人生思い通り」という思い込みそのものがメンタルブロックかもしれませんしね(笑)


美命スクールでは、自分の本質や快不快は「生きる指針の1つ」として捉えています。

自分の命に無駄なものなど何もありません。